個性ある白磁に描く時
こんにちは。
チューリップが元気に咲いていますね。
近くの小学校の花壇にも、すっくと伸びた茎に可愛らしい花が咲き揃っています。
さて、今日は個性的な白磁に描く時の背景についてです。
まずは私の最新作品。真ん中にオーバル型の凸面があり、フレームも付いた白磁に描いたものです。
こういう個性のある白磁を選んだ時に一番悩むのが、背景です。 背景によって作品の印象がガラリと変わりますから、本当に悩みますね。
メインのモチーフが引き立つこと。
そしてフレームが生きること。
それを両立させるための工夫が必要です。
今回の白磁は真ん中にオーバル型の凸面がありますから、モチーフをその中に収めるのか、凸面を意識せず全体を使うのかを最初に考えます。そして、 オーバル型の凸面にモチーフを収めることにしましたので、枠とオーバル面を分けて描く。つまり外側を別の背景にするという選択をしました。さらに、 メインのモチーフである猫から描き、枠内が70%ほど完成したあたりで、オーバルの外側のデザインを本格的に考えることとしました。
個性のある白磁は、最初から決めずに描きながらイメージを膨らませるようにすると良いと思います。
白磁に個性があることで、モチーフをより引きたてることが出来たら大成功です。
今回ご紹介した作品は先日の「陶絵付作品展」に出展させていただきました。
作品返却の際に、壁紙風に仕上げた背景に目をとめてくださった方がたくさんいらっしゃったことを、先生からおうかがいして嬉しく思いました。
アトリエにも飾ろうと思います。
原宿陶画舎柏分室 アトリエビアンカは、少人数制の陶絵付け教室です。随時生徒を募集しています。お気軽にお問合せください。柏市柏2-9-7アルシェ柏 柏駅徒歩5分 ℡ 04-7113-1620